2015-05-21 第189回国会 参議院 法務委員会 第12号
これによりまして個人識別精度が向上いたしまして、日本人でいえば最も出現頻度が高いという場合の型を組み合わせた場合でありましても、約四兆七千億人に一人という確率でしか同じ型の人が現れないというものとなっております。
これによりまして個人識別精度が向上いたしまして、日本人でいえば最も出現頻度が高いという場合の型を組み合わせた場合でありましても、約四兆七千億人に一人という確率でしか同じ型の人が現れないというものとなっております。
振り返ってみれば、最新のSTR型検査法によるDNA型鑑定と比べ、その個人識別精度はかなり低いものであったということは事実であります。 しかし、同事件の確定審の上告審決定においては、「その科学的原理が理論的正確性を有し、具体的な実施の方法も、その技術を習得した者により、科学的に信頼される方法で行われたと認められる。」
これに対しまして、先般の、最新のSTR型検査法によるDNA鑑定でございますけれども、これにつきましては、一番出現しやすい型であっても出現頻度は約四兆七千億人に一人ということでありまして、DNA型鑑定の個人識別精度が捜査当時に比べまして現在は極めて高くなっているということが明らかでございます。
ただ、DNA型鑑定によります個人識別精度といいますのは、制度導入時から今日に至るまで格段の進歩を遂げているわけであります。したがいまして、その出現頻度につきましても、最近は、先ほどちょっと御披露いたしましたように、四兆七千億分の一というようなところまで高まっているわけであります。
DNA型鑑定につきましては、平成に入ってからと申しましょうか、急速に技術的な、あるいは精度的な進歩が見られるところでありまして、科学的原理については理論的な正確性が認められるということでございますし、また、鑑定試料が微量であっても鑑定が可能であり、個人識別精度も最近は特に非常に高くなってきているということで、捜査に有用なツールであるというふうに認識しているわけでございます。